[訂正]インドネシア高速鉄道計画について。

フェルメです。よろしくお願いします。

 

[追記・訂正 17年5月10日]

参考記事について誤読していた点があったため、訂正してお詫びします。インドネシア高速鉄道計画については、当初中国受注から日本受注に戻ったとしていましたが、高速鉄道の受注は中国受注で変わっていませんでした。

正しくはインドネシア既存鉄道(首都ジャカルタ~スラバヤ間730km)の高速化計画を日本に正式要請したとのことで、新規に建設される高速鉄道とは関係がありませんでした。

重ねてお詫び申し上げます。

 

・そもそもの経緯

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・2009年にジャカルタ~スラバヤ間(730km)を高速鉄道で結ぶフィジビリティスタディ(FS:実現可能性の事前調査)が行われた。

ジャカルタ~スラバヤ間はインドネシアで最も人口密度が高く、鉄道輸送で慢性的な渋滞が発生している。ジャカルタ~スラバヤ間の高速鉄道計画は複数の期間に分割して建設されることとなり、第一期として、ジャカルタバンドン間が決定

 

・日本はインドネシアに対して最大の援助国であり、インドネシアODAの最大の受取国である。高速鉄道の整備計画が発表された際日本のみが援助を申し出ていた

・日本はインドネシア政府に対して金利円借款での援助を申し出ていた(※2)。

 

・2014年にスシロ・バンバン・ユドヨノが任期満了で大統領を退任。ジョコ・ウィドドを大統領とする政権へ交代。2015年1月にジョコ政権が高速鉄道計画を中止

 

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・2015年4月に中国はインドネシア高速鉄道計画の入札を表明。

 

・2015年9月に中国は新提案を提出インドネシア政府の要望として財政支出や債務保証をしないことが挙げられていたが、これらの要望に沿う形の提案。日本案はあくまで採算を考慮した上でインドネシア政府による債務保証を求める案を提出していた。

・「財政的な理由」により中国案を採用することを決定。

 

・2016年1月に起工式を開催。しかし1か月後にも着工に至っていない

・1年経った現在も土地価格の高騰、民間工業団地の移転補償問題などで土地収用も進まず、インドネシアでは中国への不信感が広がっている

 

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・からの・・・・・・

インドネシアの首都ジャカルタ~スラバヤ間(730km)の既存鉄道の高速化計画の日本への要請をジョコ大統領が正式に決定(17/03/24付 産経ニュース)。

今年5月にもFSを開始し、同11月末までにFSの結論を得る見通し。

 

・筆者の感想

一時は中国に敗北してしまった感があるインドネシア高速鉄道計画でしたが、中国側の工事の遅滞もあり、既存鉄道の計画については日本側に要請されることとなりました。今後日本側がインドネシア政府と信頼を築いて、東南アジアやインドでの高速鉄道計画も日本側がリードしていくことができれば良いと思います。

・参考リンク

※1「インドネシア高速鉄道計画 - Wikipedia

インドネシア高速鉄道計画 - Wikipedia

※2「インドネシア向け円借款供与 (2015年度)- JICA」

インドネシア向け円借款供与:都市高速鉄道の整備により深刻な渋滞緩和に貢献 | 2015年度 | ニュースリリース | ニュース - JICA

※3「インドネシア高速鉄道ODA最大受け取り国の変心 - 日経ビジネス

business.nikkeibp.co.jp

※4「インドネシア既存路線 日本が高速鉄道受注へ - 産経ニュース」

www.sankei.com